「すぐに泣き止んじゃったらさァ、殺しにかかった時につまらないだろォ? 泣き叫んでいる姿に興奮するのに、なのに、なのに何お前強くなってんの? なァ? お前のしたこと分かってる? 俺を怒らせたいの? あっはは!もう大半はキレちゃってるんだけどなっ!」
目の前にいる彼は、本当に本田洋佑なのだろうか。
「ちょっとしたことじゃ泣き叫ばないよなァ……。これはもう刃物じゃダメか? 肌をじっくりあぶっていくか鈍器で殴り続けるか、あー、でも最初は首絞めたいと思ってるんだよな、かと言って肌をあぶったら汚い遺体になるよな、俺、遺体はなるべく綺麗な方が興奮するし、うーん、どうしようかなァ……?」
誰か嘘だと言ってください。
「なァ、里桜。どうやったら泣き叫ぶんだ? どうやったらお前の泣き声が聴ける? どうやったらお前の叫び声が聴ける? なァ? なァ? どうやったらお前の恐怖に脅えた顔が見える? なァ? どうやればいい? どうやればいいんだ? なァ?」
だって、こんなの、洋佑じゃ……ない……!
「いやぁっ!!!」
「そうそう!もっと脅えて!もっと俺に脅えて!そして泣き叫んで!かわいいよ……かわいいよォ……俺の愛しい、里桜」
目の前にいる彼は、本当に本田洋佑なのだろうか。
「ちょっとしたことじゃ泣き叫ばないよなァ……。これはもう刃物じゃダメか? 肌をじっくりあぶっていくか鈍器で殴り続けるか、あー、でも最初は首絞めたいと思ってるんだよな、かと言って肌をあぶったら汚い遺体になるよな、俺、遺体はなるべく綺麗な方が興奮するし、うーん、どうしようかなァ……?」
誰か嘘だと言ってください。
「なァ、里桜。どうやったら泣き叫ぶんだ? どうやったらお前の泣き声が聴ける? どうやったらお前の叫び声が聴ける? なァ? なァ? どうやったらお前の恐怖に脅えた顔が見える? なァ? どうやればいい? どうやればいいんだ? なァ?」
だって、こんなの、洋佑じゃ……ない……!
「いやぁっ!!!」
「そうそう!もっと脅えて!もっと俺に脅えて!そして泣き叫んで!かわいいよ……かわいいよォ……俺の愛しい、里桜」



