引き金を引いたのはあたしだと今になってわかる。 あのあと耀くんは立ち上がり、低い声で「誰にも言わないで」と言った。多分泣いてたことをだよね。 そしてその後。 あたしはおそらく避けられている。 「梨々ちゃんおはよーっす」 「ケントく…はよー」 「………」 挨拶はおろか目を合わせてすらくれない。 死にたいって思ったことなんて完全にマズイことを口にしてしまった。あるわけないじゃん耀くんに限って。夢と現実を混合にしちゃいけない。 だから謝りたいのに、それさえチャンスを与えてくれないのだ。