「梨帆! 陸! 圭人!」 いきなり大きな声で3人の名前を呼んだ私に、 みんなが驚いたように振り返った。 「どうしたの、沙…」 梨帆が言い終わる前に、私は順番に3人の右手をとって、3人の手を、一気に両手で包み込むように握った。 また、涙が出そう。覚悟は出来ていたはずなのに、やっぱりいざとなると、怖い。 でも、もう時間が無い。泣いている暇なんてないんだ。