――ピピピピッ ピピピピッ…


「ん…、」


鳴り響く電子音で、
目を薄っすらと開けた。

カチリ、スイッチを押して音を止める。


「(もう、朝か……)」


ゆっくりと起き上がって、目を擦る。


…変わらない。

いつも通りの、普通の朝だ。