「み、んな…?」 陸も、私の頭に手をのせようとしていた姿勢から、少しも動いていない。 さっきまで騒がしかった教室が、一気に静まり返っていた。 ド、ドド――ンッ!!! 外で鳴った雷の音に、ビクッと肩を震わせて驚く。 …近くに、落ちた。