「……潤矢さんは今…可鈴さんと付き合ってるんじゃないんですか?」 「やっぱり………んなわけねぇだろ」 「だって」 「警察までは一緒に行ったけど、そんだけだよ」 「だって……だって可鈴さんのこと好きなんじゃ……」 「好きだったよ、でもそれは過去形」 「……」 「正直亜季と付き合った時は可鈴のこと引きずってたけど……」 潤矢さんは私の頬に手を添える。 潤矢さんの手の熱さがリアルに伝わってきて顔が赤くなる。