「あの日……待ち合わせ場所に行こうとしたら可鈴がきて…」
『お願い……今追いかけられてて……警察まで一緒についてきて…』
「最初は断らないとと思ったけど…後ろに今彼らしき人が見えて…とりあえず逃げようと思って」
それで、とりあえず男の人を巻いてあたしの所に来てくれたらしい。
「ほんとは…警察言ったらすぐに亜季んとこ行こう思ったんだけど、警察がなかなか帰してくれなくて」
「……」
「ようやく帰れたと思って、亜季に電話したら……」
「勘違いしてる内容だったから亜季の家行ったらいないし、待ってても全く帰ってこないし」
「……」
「それから毎日家行ってもいないし、電話してもメールしても反応ないし、しまいにはメアド変えただろ…」
「……」
「講義ん時もあからさまに避けるし……」
「……」
「………他の男と抱き合ってるし」
「えっ!?」
「昨日……お前の友達に今どこに住んでんのか事情全部話して教えてもらって行ってみたら…抱き合ってて、すんげぇ嫉妬した」

