翌日、講義中私は昨日慎吾に相談に乗ってもらったことを愛梨に話してた。






「あんたら、高校ん時から仲良かったよね」


「うん、部活一緒だしね」


「もう高倉と付き合っちゃえば?」


「なんで、そうなんのよ!!」


「だってお互い名前呼びだし」


「それは陸上部全員だったし!!」


「そうだけどさ〜…」





少し不満げだった愛梨は話ながらチラホラどこかを見ていて
少し不思議に思ったけど、あと数分で講義が終わるので私は片付け始めた。









キーンコーンカーンコーン…


授業終了を知らせるチャイムが鳴り愛梨と教室を出ようとすると
私がここ一週間ほど避けていた人物が入り口に立っていた。