「……なんで……?」
私の家の前には潤矢さんが立っていた。
忘れようとしてるのに……
なんで……
「亜季……」
里桜が心配そうな目で私を覗き込む。
「会いたくない……」
「でも……もしかしたら……」
「やだ!!怖い……会いたくないよ……」
「じゃあ、うちの家泊まんなよ」
愛梨はパニクる私の背中をさすりながら言う。
「いいの…?」
「いいよ!!お兄ちゃん車出して〜」
「はいよ」
愛梨の言葉を合図に
車はまたゆっくり動き出す。
ごめんなさい潤矢さん…
私……
あなたに今会ったら
ひどいこと言ってしまいそうで……
嫌われたくないんです…

