いつのまにか私の家の前まで来ていた。 こんな時でも、ちゃんと送ってくれるんだよね。 「ありがとうございます」 「ん、じゃあおやすみ」 そう言って立ち去る潤矢さんの腕を私は無意識のうちに掴んでいた。 「亜季…?」 「…………して…」 「ん?」 「……キス…してほしい……です」 ……………!!!!? 私…… 今何て言った……? 「あっ、すみませ…んっ!?」 さっきの言葉を取り消そうとしたら 潤矢さんに手首を掴まれ壁に押し当てられキスをされた。