帰り道も会話が途切れることはなく
趣味の傾向が一緒だったりで盛り上がった。
「わざわざありがとうございました」
「俺こそ、急に呼んだのにありがとな」
潤矢さんはにっこり微笑む。
その顔は
反則だよ〜……////
顔が赤くなるのを感じ
お辞儀をして階段を上ろうとしたら
潤矢さんに手を掴まれた。
「潤矢さん……?」
「あのさ……これから"亜季"って呼んでいい?」
「えっ、あっはい!!」
「そんで、俺のこと"潤矢"って呼んでよ」
「!!!………////」
「言ってみ?」
「じゅ……………潤矢………………………さん」
「"さん"無し」
「っ…///」
潤矢さんはいつもとは違う
意地悪な笑顔で私を見つめる。

