「反対に…俺の彼女でもない恵里佳が、あんなふうに見え見えの嫉妬するのもどーかと思うし。俺が恵里佳の前で、自分の好き勝手できなくて、恵里佳に気を使うのはおかしい話だろ」

「そりゃそうだ」

「だから…最近はちょっと考えるよ。恵里佳とこのまま友達として連むのはどうなのかなって。恵里佳のためにも‥そもそも自分のためにも?連まない方がいいのかなってさ」

「…そっか。なるほどね」


「うん、うん」と頷きながら、俺の話を聞く修也。




「お前は、美穂と恵里佳にはさまれて大変だろうけど…ま、テキトーにごまかしといてくれ」

「…わーったよ(汗)」


俺と修也はほぼ同時にタバコを灰皿で消し、喫煙所から出て食堂に戻った。

食堂に戻ると…恵里佳たちは昼メシを食い終わっていて、化粧を直していた。





「修也〜私デザート食べたいんだけど〜」

「私もー」


化粧品をしまいながら、修也にたかる美穂と恵里佳。




「いいよー。じゃあ、そこのコンビニ行くか☆奏も行くだろ?」

「あー‥どうすっかな…」


別に俺…

コンビニに用ねえし…





!!


そんなことを考えながら、ふと近くの窓側の席に目をやると…

俺の目に飛び込んで来る女の姿が……






………あ。

あれ・・・・




「奏ー!行くよ〜」