私は、2人にそう言うと、席を立つ。



『ゴメンね…2人のラブラブな時間を邪魔してしまって…じゃあ、私は、とりあえず家に帰って頭冷やしてくるわ』





『ち、千里…』



驚いたように目を丸くする利沙に私は、微笑みかけた。




『利沙、ありがとう…心配してくれて…でも、大丈夫だから、じゃあ、また明日学校で』




そう言って、私は、教室を後にしたのだった。