嘘っ…



慌てて携帯をおいかけた私の目の前で、



バキッ




無情にも誰かの足によって私の携帯がふまれていた。




『ちょっと…踏んでます!』




『は?何?携帯…?』



慌てて誰かの足の下から携帯を引っ張りだすが…



『じょ、冗談でしょ?』



そこには、画面に大きなひびが入り、ピクリとも動かない携帯が横たわっていた。