とぼとぼ、と重い足取りで家に帰る途中 オレンジ色の灯が灰色のコンクリを照らす 只でさえ重かった足取りがさらに重くなる 「……楽しそうだな…」 たった一言 楽しい声が響くあの窓の向こう 「あたしにも……あんな日が有ったのかな?」