でも、いつまでもビクビクするような関係じゃダメだ。 ここで頑張らなきゃどこで頑張る? 無意識に拳を握った。 「今日3-Zで音楽の授業をするの。通して。」 「…まぁ頑張れば?無理だと思うけど。」 そう言うと、兄貴は小さく笑って教室の方へ歩いて行った。 高野駆。と、双子で弟の高野修。駆兄と修兄は正反対だけど、どこか雰囲気がそっくり。 二人が同じ格好をしても私は間違えない。 最近じゃ分からないかもしれないが。 重い足取りで教室へ向かった。