目が覚めると、時刻は既に昼の1時だった。 「やっべぇ!」 ガバッと起きて、ハッと思い出す。 今日は土曜。 学校は無い。 ホッと胸を撫で下ろした後、僕の頭に小さな疑問符が浮かび上がった。 静か過ぎる。 いつもなら、昼飯前に母親が呼び起こしに来るはず。 …買い物にでも行ってんのか? 僕はポリポリと頭を掻きながら、食料を求めて1階へと降りた。