「あのさぁ…、そろそろ休みたいんだが…」 実を言うと、美桜里は今すぐ横になりたいくらい身体が怠い。 しかし、此処で横になろうにも障子が壊れてしまっているため、少なからず此処では横にはなれなかった。 「此処では寝れねぇな…。仕方ねぇ、今のところは俺の部屋で休んどけ」 「ああ、分かった」 美桜里は荷物を持つと、気怠そうに立ち上がり、部屋を出て行こうとした。 しかし、ある重大な事を思い出し、足を止める。 土方達は彼女が突然足を止めた事に頭を捻った。