「うるせぇぞ、左之、新八!」 喧嘩をしている二人に土方の一喝が飛ぶ。 それを見て、笑う沖田に呆れる斎藤。 京にいた頃と変わらない風景に美桜里は笑みを零した。 死なんて恐れない。 彼女には死以上に怖いことが出来てしまったから…。 新選組の彼らを失う――。 それが今の彼女には一番怖いこてだ。