私は、そんな薫ちゃんにため息をもらした。 『――――だからね!わかった!』 『はいはい…わかってるよ〜』 …そんな風に曖昧に返事をしてしまった私、内容なんて全く聞いてなかった。 『よし!じゃあ、20日にナツメん家集合ね!』 『…はいはいって………え!?』 今、薫ちゃんの口から聞こえたのは…空耳?