「今日、ママ泊まりで帰って来ないから…泊まってく??」

「マジ?!」

万桜の父親は長期出張中で、母親は看護師という仕事柄家を空ける事が多い。

「メールする!!」

急いでおふくろにメールを打つ。

『今日万桜ん家泊まる』

送信、っと。

付き合いも長いから、お互いの親も公認だし。

こうして万桜の家に泊まる事も許されている。

「ご飯、何食べたい??」

「何でもいいよ。
万桜が作るもの何でも上手いし。」

こんな会話もいつも。