サッカー部でキャプテンを任されている俺を、マネージャーの万桜がサポートしてくれる。

他にもマネージャーはいるけど、やっぱり万桜は特別だ。

かゆいところに手が届く……というのか。

言わなくても、伝わるみたいな。

もちろん部活中はきちんとわきまえている。

彼女じゃなくて、マネージャーとして接している………つもり。

「潤くん。」

万桜が住むのマンションの前で、俺の手を引っ張る。

「ん??」