中指斬残、捌断ち儀



決死たる叫びが無意味か否かは、すぐに答えが出た。


タイミングを見計らったわけではない、目的地を得た鬼はさながら、『目隠し鬼への呼び声』をあてにしてたどり着くような。


「おにさんこちらーってか」


とんでもねえ地雷呼んでんじゃねえかと憫笑が闇を強張らせる。


張り詰めた膜は破れやすく、指一つでぷつりと裂けた。指から続けて、手が、腕が、出てくるなと拒む子宮の内側を“かっきって”、その全貌を現した。


「女とガキの声は耳障りなんだよ。しかもかなんだぁ?阿呆んだらって、てめえの声は下手な目覚ましよりもうるさく不快でムカつくんだよ」


闇の腹から出生したには相応しい悪の気配。意地悪げな口元から見える鮫歯が鬼の類いと思えようにも。