語気が上がった途端、足の万力がいっそう強く呪物の頭部に負荷を加えた。
「いてぇ、いてえよ、クソいてえっ。めっちゃいてえ、すっげえいてえ、死ぬほどいてえ!まだじんじんすんだけどっ、背中から首から腹までいてえ!
痛覚フル活用だよ、クソッタレ!じんじん、ずきずきって!分かる?わーかーりーまーすーかー?
分かんねえの?はいはい、そっかそっかー、ならじっくり味わえや!てめえがっ、だれにっ、手えっ、出したかをっ、たっぷり後悔するぐれえによぉぉ!」
アドレナリンの分泌が鈍痛に煽られてでもいたのか、唾を吐き散らかしながら怒鳴り、暴力に物を言わせるその横暴さは藤馬の現状を露呈させる。
つまりは、キレた。
怒りのあまりに血流が早くなり、神経一本が耐えきれずに破裂でもしているがごとく、その痛みを怒りに変換した藤馬はこの上なく饒舌に呪物をいたぶった。


