「――、あ」 それは、呆けた声。 まずった、ミスった、やっちまった。 後悔よりも反省が出てきてしまう己が失態。 “手遅れな失敗”を前にした藤馬は――いや、驕った最強の身に起きた末路は窮鼠猫を噛むにも近い、いっそ清々しくもある結果(反発)だった。 “渉を守るのは、何も”―― 『…………』 “コレも、同じなんだ”。