真面目で勤勉な、実用性も兼ねてのプレゼントは確かに嬉しいのだけど。


「あいつと、まさかあいつなんかと同じ思考だったとは……」


まさか五十鈴さんがここまでダメージを受けるのを見ては、余計なことを言ってしまったと反省してしまう。


「あ、の……」


「いや、ちょっと待て。さざめきはいつ、お前にプレゼントを渡したんだ」


今は朝だろう、ともっともな質問をする五十鈴さんに、昨日のことを話した。


「『一番100%。――内訳、日付なんか関係ない70%。とりあえず先にハピバしたい20%。きっと五十鈴さんが可愛く悔しがるから10%。にやり』とか言って――」


「誰が可愛くだっ」


仮にもここにさざめきさんがいれば、五十鈴さんのチョップが炸裂していたところだろう。