変わらない毎日は続く、決まって僕は何も変わらない。
以降、三年。
17歳を迎えようとしても、僕は何一つ成長をしていなかった。
家族がいた、友達もできた。
それでも、けれども――僕の根本は覆らなかった。
どうでも良いこと。
不幸せになりたい。
自分の価値が分からない。
これが現在進行形で続いてるわけですけど、つまりはこれにて僕の過去は終わります。
今を生きる僕――生かされてしまう僕はきっとこれからも、同じ毎日を続けることでしょう。
それでいい、それがいいんです。
だって、僕にはお似合いだろうから。
獣には獣の、虫には虫の生き方があるように、無価値な存在として“死んだように生きてみせればいい、死ねないのだから”。