中指斬残、捌断ち儀



「あ、いえ……、そこまでしなくても」


いい、と言いたくも、僕が気になっていることは丸わかりらしくさざめきさんが立ち上がった。


「いってきます100%。――内訳、わたるんの寝顔早く見たい70%。僕が気になる30%」


安心させて僕を早く寝かせようにせよ、逆にしてほしい内訳だった。


止めること叶わず、さざめきさんは行ってしまう。


一人になった自室。

相変わらず家具はない寂しい部屋だけど、今は居間も使えるようになったから特に問題はなかった。


前までは自室にばかり入り浸っていたけど、伯母さんがいなくなってからここぞとばかりに居座る藤馬さんのおかげで居間が僕の拠点となりつつあった。


パソコンも居間に置いたのは『俺もエロサイトみてえから』という小悪党がいたからで、もはやここは自室というよりも寝室の扱いになっていた。