影響で伯母さんの絶対的存在である『頭冠様』を思い出した。
崇拝しきっていた伯母さんはやることなすこと全て、『頭冠様』の教えであると繋げていたから、もしかしたらあの場でかごめかごめを歌うのは『頭冠様』の教えだったか。
都市伝説を調べていれば、童謡の残酷性というのは分かりきっているが、かごめかごめはそれほどいい意味はない。
流産の歌、処刑方法の手順、赤ん坊にとっては早死にしろと言うような歌なのに。それもまた、『頭冠様』が言うならと伯母さんは進んでやるのだろうけど。
「楽しかった時期――その場所にあの人は帰ってきたわけだが、恐らくは一人で歩いてきたんだろう。素足だったが足がひどく汚れていた」


