「……」
「君は、悪くない。優しいだけだ」
「……」
なんて、返せばいいか分からなかった。
悪くない、だから色んな悪いものを背負わなくていいとさざめきさんは言うのに、僕はまだ“僕のせいなしには生きられない”。
それができないことにまで『すみません』と言いそうになったが、むにゅと頬に人差し指が食い込んだ。
「プリティー100%」
「っっ……」
「内訳、そそる50%。ハムスターみたい40%。マニアウケ10%」
「いや、あのですね……」
頬をうりうりしてくる指から一歩引くけど、ハムスターって……
うりうりされた頬をさすりながら、さざめきさんを見れば、やはり真顔。どこまでが本気なのか分からない人だ。


