プレゼントを贈る女子みたいな仕草でも、さざめきさんの真顔はそのままだった。
でも、貰わなきゃ逆に失礼かとその厚意に甘えることにした。
「じゃあ、使わせてもらいます。こっちの箱も、早速……お菓子ですよね?」
「まんじゅう100%。――内訳、薄皮50%。こしあん50%」
薄皮まんじゅうをそう表現するのはいかがだろうか。大きさからして12個以上は入っていそうだった。
「あ、良ければ、僕の家まで来ませんか?」
「おませなわたるん」
「そういうわけじゃなくて……、せっかくですし、お茶でも出しますよ。お時間、ありますか?」
招くついでに、こちらもお礼返しとしてこれぐらいのことはしたかった。


