変な人でも変態とか思ってないから、最後の一言はいらないのだけど……。
「いや、そんな……。高そうじゃないですか、これ。僕の五十円ですから、気にしないでください」
釣り合わないだろうし、何もお礼貰うためにハンカチ渡したわけじゃないのにと言えば、貰いなさいと言われた。
「君のハンカチは一万円以上の価値がある」
「……」
「僕を助けた君の優しさは価値あるものだ」
「……」
そういう意味か。
危うくさざめきさんに変態だと思いそうになったけど、ああ、僕の心が廃れているのかもしれない。意味の履き違えをしてしまうのは。
「気に入らない?100%。――内訳、ドキドキ70%。どうかなどうかな30%」


