立って渡された箱を何とか受け取るも、熨斗に『わたるん様』と書かれてあることから、今の一連はさざめきさんなりのギャグなのかもしれない。笑うべきなのに、笑えなかった……
「あと、これ」
そうして次に手のひらサイズ正方形の薄い箱を渡された。フィルムの窓つきで中に何が入っているかは一目瞭然。
青いハンカチ。
けれども額縁のような白い線が入っていたことから、昨日、僕がさざめきさんに渡したハンカチとは違う。
「あの……、ハンカチ……」
「血の染みはなかなか落ちないし、他人の鼻血つけたハンカチを返すのも礼儀を欠いているからな。君はそれを使いなさい。君のハンカチは僕が使うから。あ、スーハーとかはしないよ」


