中指斬残、捌断ち儀



「別に悪いとこなんざねえけど、やっぱ生きてりゃ何かしら体に支障が出るんだよ。俺の主治医――“魔法使いの主治医”があいつだが、言い換えれば、特殊な奴らも診断する医者。

魔法使いは一癖も二癖もある体のやつがいっからなぁ、そもそも体がねえ奴だっているし。そんな奴がやれ病気だ、やれ怪我だで119番するわけにもいかねえから、あいつに看てもらうんだよ。

たーだ、あいつもできることが限られている。長生きしかできねえからな、医者としての技術しか使えねえただの凡人だ。

特殊なら特殊な病気になったりする、そうすりゃあ、あいつは何もできない。つうか、特殊なら自分で治しちまう奴もいるし、そいつの方が“何でも上手く治しちまう場合もある”。

まじ中途半端。役立たねえカスを役立つように使ってやる俺らに土下座でもしていいゴミくずだよ」