「あなたこそ、その人の神経逆撫でする言い方やめなさいよ!一言多い上に、自分が言うことが全部正しいって、あなたの考えを押し付けないでよ!」
「それは君だろう!自分勝手すぎて話にならない!言わせてもらうが、安定期でもあまり興奮するのは良くないと医者から言われていたにも関わらず、何か面白くないことがある度に、僕や両親に怒鳴り散らかすのはやめろ!」
「はあ!?それこそ、渉のためよ!お父さんたちがあんまりにも酷いこと言うから反論していただけだし、黙っていられるわけがないじゃない!」
「そこを我慢して落ち着けば、お腹の子供も流産しなくて済んだかもしれないんだぞ!」
「やっぱりあなたは私のせいにしたいのねっ。なにそれ、『そんなつもりじゃない』って正にそうだったじゃない!
安定期に大人しくしていなかった私が悪いって言いたいわけね!」


