中指斬残、捌断ち儀



藤馬さんのような生意気小悪党ならともかく、五十鈴さんは基本、誰とでも打ち解けるような――優しくできる人だから、さざめきさんとて例外じゃない……と思う。


さておき、五十鈴さんの友人に出会えたことには軽く緊張してしまう。五十鈴さんが話す僕のイメージをそのままに、僕を誉めるような五十鈴さんの顔に泥を塗らないようにと背筋が伸びる思いとなったが。


「たかいたかーい」


いきなり脇を掴まれた。


たかいたかーいの口振り通りに脇にある手が持ち上げられ、軽く足が浮く。


「身長153cm、体重42kgか……。中学一年生、あ、いや、あれから一年は経っているから二年生にしても、小さいな。もっと食べなきゃ大きくなれない。牛乳飲みなさい。さざめきドクターからの助言だ」