「えっと……、春夏秋冬渉です」
自己紹介なら改めてこちらもと。数字つけるなら、春夏秋冬60%渉40%か。もしくは漢字で捉えて、春夏秋冬90%渉10%になるかな。……バランスが悪い名前だ。
「五十鈴さんの教育を受けているだけあるな。礼儀正しい誠実少年じゃないか。そのステータスは後々に役立つからとっておきなさい」
マニアウケとか言われた後では、役立つステータスの裏に別の意味があるのではないかと思ったが、五十鈴さんとも知り合いなのか、この人は。
「さざめきさん、でしたよね。五十鈴さんとも知り合いなんですか」
「五十鈴さんとは知り合いだ。五十鈴さんとは」
『とは』を強調された。
「親しい間柄100%。――内訳、長い付き合い60%。話せる仲30%。きっとそうだといいなぁ10%」
「きっとそうだと思いますよ……」


