中指斬残、捌断ち儀



「なに、が……っっ!」


苦悶していたかと思えば、突然男性が自分の目元をぺたぺた触り始めた。


目でも探しているような素振りだが、無論、目はある。男性にしては大きな瞳でたれ目がちな目だが。


「メガネメガネ100%」


「……」


「内訳、あせあせ60%。プリティーに40%」


「……、あのメガネならここに」


眼鏡がないことで目が3になるわけもないが、目を固く瞑りながら地べたを探る男性に落ちていた色つき眼鏡を手渡した。


「右のレンズが壊れてますが、かけても……」


平気らしく、男性はすちゃっと色つき眼鏡をかけた。


「ありがとう100%」


「あ、そん――」


「内訳、助かった50%。親切さに感激50%」