中指斬残、捌断ち儀



(三)


夏終わり。
夏休みが終わり二学期も始まった中学二年の僕は、携帯電話を持った。


パソコンに続いて携帯電話とは、どんどん現代色に染まっていく僕だけど、これには理由がある。


都市伝説探しで色んなとこ(県内範囲)に行くようになった僕は春夏秋冬家に帰るのが遅くなっていた。


日が暮れてから、結構いい時間に帰ることに黙ってなかったのは五十鈴さんだった。


14歳がこんな遅くまでを皮切りに、世の中には危険がいっぱいだとくどくど怒られたので僕は反省して、せめて夕方には帰ろうと努めたが、四つ先の町だとか、電車の乗り換えを三回ほどしなきゃいけない田舎だとか、そんな場所にも怪異目撃情報はあるわけで。


……また五十鈴さんに怒られました。