中指斬残、捌断ち儀



僕だけのもの。
欲しかったもので、一つだけあった。


都市伝説探しで図書館の本を読みきってしまった僕は、新しい情報を欲した。


今の時代、調べもので最適なのはインターネット。検索するだけで様々なものの詳細が分かる便利アイテムことパソコン。


正直、春夏秋冬家にパソコンはどうだろうと思ったが、他にいいものが思いつかなかったし、五十鈴さんに僕は大丈夫だと――伯母さんを未だに引きずっているわけではないと、安心してもらいたかったから、決意を固めた。


当然のごとく、未成年なのでそこは持田さんと一緒に買いにいく。「お金あるの?」と聞かれたさいは、曖昧に返事をしただけで済んだ。もしもこれで更に突っ込まれて聞かれたら、正直に話し、あまるお金を持田さんに伯母さんのために“管理”してもらおうかと思ったが、しなくて終わる。