集団心理どころか、ここまでなると“先入観に洗脳されている”と同じだ。
ある事例で、浮気をした男の体に赤い発疹がいくつも出てしまい、それは治らず、よりひどくなっていく話がある。男はその発疹を『浮気をした罰だ』と思い至り、精神を病むまでとなった。
妻に謝るも許してもらえず、唯一の憩いの場たる浮気相手に慰めてもらおうとも体の発疹は全身隅々に行き渡るまでとなり、神の罰だと、今度は神に赦してもらおうと宗教団体に入り浸り、お金やら友人やらを失うという自業自得な男の話だが。
これも『浮気をした罰』――悪いことをしたから何かしらの天罰が下ると、見えないモノにまで及ぶ先入観の怖さだけど、実を言えば、男の発疹は天罰でも何でもなく、単に浮気相手の家で使ったベッドにノミダニがいたためのことだ。


