「赤の他人ではない!お前が――いいや、例え一千万人の奴らが私と渉の関係を赤の他人扱いしても、“だからどうした”!私はそれでも渉の家族だと言い切り、渉を支えてやりたいんだ!この子は……こんないい子がもう悲しまないためにもっ、私は渉のために何もかも投げ捨てても――」
構わない、という五十鈴さんの口元を藤馬さんが鷲づかんだ。
「五十鈴さ……っ」
「黙ってろ、クソガキ!それ以上のクソ女に現実を分からせてやるんだからよぅ!」
五十鈴さんの頬にめり込む指先、その手から逃れようと五十鈴さんが鷲掴みをする腕を引きはなそうとするが、離れなかった。
「俺がてめえに――てめえだから何もしねえとでも思ったか、ええ?高括ってんじゃねえよ、クソアマ。このガキ目の前で殺したあとに、てめえも犯し殺すか、なあ、おい?」


