中指斬残、捌断ち儀



「な、何かあったんだろう!ご、ごめ……っ、すまない!私が駆けつけられなくて!藤馬に頼んだんだが、あいつはお前を助けてやったか……あ、いや、その前に何があったんだ、今までどこに行っていた!

ここに来たらお前はいないし、家の中はひどい有り様で、事態を知ろうにも、藤馬とは連絡取れなくて、辺りを飛んでもお前はいなくて、だから、だから……っ、ど、どうすることもできなくて、すまっ、すまない!

お前が私に連絡するほどだ、よほどのことがあったんだろう!?お前を守るとか言っておきながら、阿呆んだらだ、私は!


って、なんだその格好は!風邪引くぞ、あ、いや、こんな格好で遅くまでいるんだから、何か事情があるんだな、ますますもって私はお前が大変だというのに、すまない、渉……っ」