中指斬残、捌断ち儀



金の切れ目が縁の切れ目という言葉を思い出した。未成年じゃなくなれば自然と養育費も貰えないし、おじさんとて僕を見る義理立てはない。


社会に出て自立――何の頼りもなく一人で生きていけということだけど。


構わないと思った。 二十歳で死ぬんだからと、その先のことなんて考えても無駄だ。


おじさんはよく考えてと言ったが、僕の中にはもう答えが決まったようなものだった。


春夏秋冬の家に残る。

家事全般をきちんとこなせるわけじゃないけど、今は昔と違ってボタン一つで洗濯できてお風呂も焚けるような時代だし、料理に関しても、おかずなんかお店で売っている。


もともと、伯母さんが家にいなかったんだ。


一通りのことならできるまで成長しているし、夜中に誰もいないことで怖がる歳でもない。