「ハハッ、少し怖い言い方だったかな。本当に悪いようにはしないよ。後見人制度というやつは基本、当人をないがしろにはできないから」
基本ね、と続けられたことに、先ほどの“言わなきゃ分からない”という台詞を思い出した。
「これで三つの選択肢は分かったかな?ああ、まだ決めなくてもいいよ。難しい問題だからね、よく考えるんだ。ああ、でも私のオススメは三つ目かな、とか言ってみちゃったりしてね」
ハハッと笑った後におじさんが、道を訪ねてきたきたのでこのまま真っ直ぐですと伝えた。
外灯がちらほらあっても暗い山間の道路をヘッドライトの明かりが闇を引き裂くように車ごと進んでいく。
「注意事項として、私が“保護者”となる場合、その名の通り、君が二十歳になった以降はまったくもって面倒みないから、そこは注意してね」


