中指斬残、捌断ち儀



無責任ではなく、本当に分からないんだろう。


子の面倒を見るのは実の親、見たくないから施設行けだなんて人をどんどん許していくのはモラルに反する。


一つ目の選択肢がある以上、二つ目の選択肢はほぼないと考えた方がいいのかもしれない。


「ここまで分かったかな。そう、君は頭がいいねぇ。なら、三つ目だ。これもこれで手続きが手間取るけど、うん、“君がこれを選ぶのならば、私たちは全力で応えよう”」


ぶんっとギアが上がった。


「春夏秋冬の家に残ることが三つ目の選択肢だが、そのさい、君の“保護者”には私がなろう」


「え……」


「喜美子さんの後見人が私として――あっと、まだ本決めじゃないから断定はできないが、喜美子さんの諸々の代役を勤めるのは私になる。

彼女の意思を代弁し、監護し、管理するわけだが、君もまた同じように私が後見人として名をあげてもいいよ」