思わず伯母さんを突き離そうと僕の手が伯母さんの肩に当たったが――これは誰のせいだ?
「……くっ」
頭で囁いた声に、もっともだと僕の手は肩に置かれたまま止まった。
突き放せない。
突き放したら最後、僕は罪を償えなくなる。
伯母さんをこうしてしまった僕。いくら呪いのせいとは言え、少なくとも“僕がいなければこうにはならなかった”。
突き詰めていけば、さまざま要因が見えてくる。
伯母さんの“浄め儀”の邪魔をしなければ、大人しくしていれば、笑わなければ――感情さえ出さなければ良かったのに……!
悲惨たる伯母さんを何とかしたかった。
もう意味のないことはやめてくれと思った。
思ったんだ。
思って、叶ってしまったんだ。


