――
「うるさいって言って、あひゃひゃひゃやひゃっ、もうやめっ、ひゃひっああ゛っ、やめてくださ――ひゃあい゛いぃ、ひゃひゃっ」
見たくないと目をそらしたら、余計に怖いものが出てきてしまう。
視界に貼り付いた黒い点が伯母さんに“何かをしていた”。
何をしているか分からない。けれども“良くないこと”だとは、分かった。
やめろと声を出そうにも、喉が痛む。笑ったせいか、もしくは絞められたせいか。首にまとわりついたしめ縄が首から垂れ下がる、剥ぎ取って声が駄目なら伯母さんに近づこうと僕は畳を這った。
腕だけで進む。足を使うことまで頭が動かない。
「ぉ、ば……っ」
乾いた声帯を使えば裂けたような痛みを覚えた。
痛み、痛いと思うなり、伯母さんの前にいた黒がぐるんとこちらを向く。


