中指斬残、捌断ち儀



僕の呪術関連の話をしたら、何か恐ろしいことをされるのではないかと、恐怖心が止めてきたのだろう。


死ぬのは無関心でいられたが、生き地獄の恐怖は拭えない。無関心でいられなくなるほどの恐怖が、藤馬さんにはあったため、僕は『中指』に関して聞けずにいたが。


「僕の呪いって……何なんです、か」


普通に聞こうとしたはずが、いざ自身の呪いと向き合うのかと思えば、声が震えた。


藤馬さんの顔を見られずにして、じっと止まった手元にある鋏と千代紙を見ていれば――シシッと掠れた声。


「え、なになにー、わたるん。おまえ、自分がどんな状況かもわかんねえのー?」


冷やかしの口調、そうして勝手につけられたあだ名もあってか、今の藤馬さんの頭には僕にとって不利益な内容しかないと思った。