中指斬残、捌断ち儀



死ぬなら死ぬでいい。道端に放置されたゴミがやっと処分されたかのような気分になる。


無駄な物がやっと消化された。あってもなくても気にしなかったもの、どうでも良くないモノがなくなることをどうして気にしていられよう?


もう何年も前から、僕は僕を見捨ててきた。見向きもしなかった、自分のことなのに。


自分のことだからこそ、認めたくなんかなかった。


あまりにも情けなく弱い、いつ他人を傷つけてしまうかと怯えた僕なんか、それが渉なんだと思いたくなかった。


だから、無関心であれた。


大切にしたくない、自殺できないような自身(体)がやっと誰かの手によって“代わりにしてくれるんだ”。